ペットフード表示の目的
ペットフードの表示には、いくつかの重要な目的があります。
安全性の確保
ペットフードの表示は、ペットが安全に食べられるようにするための情報を提供します。
例えば、原材料や賞味期限などが含まれます。
健康の維持
ペットが必要な栄養素をバランスよく摂取できるように、成分や給与方法、対象年齢などの情報を提供します。
また、「総合栄養食**」、「療法食」、「間食」および「その他目的食」などのペットフードの目的は、そのペットフードをどのような目的で与えるかの重要な情報です。
消費者の選択支援
ペットオーナーがペットに最適なフードをお選びいただけるよう、原産国や製造者・情報、添加物などの情報を提供します。

ペットフードの適正な表示の重要性
ペットフードの表示には上記のとおり重要な目的があります。この目的を十分に達成するためにはその表示が正しくなされていること、つまり「適正な表示*」が重要です。
わたしたちは皆様の大切なペットのために重要な情報を正しくにお伝えできるよう、ペットフードの「適正な表示*」を推進しています。
*ペットフードの適正な表示とは?
ヒトの食品の表示にルールがあるように、ペットフードも公正競争規約といくつかの法令等により、表示ルールが定められています。表示ルールの主なものは「ペットフード安全法」、「ペットフードの表示に関する公正競争規約(景表法)」、「薬機法」などです。
「ペットフードの適正な表示」とは、これらの法令等を順守している表示ということです。
詳細はペットフードの適正な表示についてをご覧ください。
**総合栄養食の表示について
ペットフードの目的の一つに「総合栄養食」があります。
これは「毎日の主要な食事として給与するもので、そのペットフード及び水のみで、決められた成長段階における健康を維持できるような栄養的にバランスのとれたもの」と定義しています。皆様の大切な家族の命をお預かりする、重要なルールです。ペットの健康を維持するためには、「総合栄養食」のルールを守ることが重要です。
「総合栄養食」を表示するにあたって、当協議会は、栄養基準、給与試験のプロトコルを定め、会員に対し最終製品の分析試験または給与試験の要件を満たすこと、必要事項の表示、当協議会への届け出を義務づけております。今お使いのペットフードがペットフード公正取引協議会の会員社のものか、ぜひ一度ご確認ください。