ごあいさつ


皆様におかれましては、2019年冬に始まった新型コロナウイルスの世界的大流行から昨年5月にやっと「2類相当感染症」から 「5類感染症」に指定変更され、通常のインフルエンザとほぼ同様になったことを受けて、私達の日常の生活もコロナ禍前の状態に戻ってまいりました。 しかしながら、ペットフード業界は穀物、原油高による原材料高、為替の円安進行による輸入品商品高、加えて2024年問題の物流費高という 大変なコスト高が継続しており、食品業界などと同じように多くの商品の値上げを実施せざる負えない状況でした。このように値上げによる あらゆるコスト高の吸収と、加えて従業員の賃上げの実施によりデフレを脱却し経済の好回転を目指して行こうという国の施策は、 ペットフード業界にも例外ではなくそのまま当てはまる状況かと思われます。 このような環境の中で、ペットフード公正取引協議会の理事会や各種説明会はデジタル化の浸透で、オンラインやオンラインとリアルによる ハイブリット方式で行われるというコロナ禍前と異なる方式に移行してきた時期でありました。 当協議会も本年5月27日に第49期総会は対面参加を取り入れたWebとのハイブリットで開催し、無事終了致しましたこと、ここに報告させて頂きます。 ここで本年度の事業概要と課題について下記報告させて頂きたいと思います。 まず、年2回計画しておりました7月の名古屋市、12月の熊本市の試買検査会に関しては、初めてコロナ禍前の規模で予定通りリアルで実施する ことができました。

また公正競争規約の普及啓発を図るという目的で公正取引協議会としては初めてブースを設け23年4月東京、6月大阪開催のインターペットに出展致しました。 そこで表示に関する相談会を実施することができました。表示違反の摘発による是正とともに、規約の普及啓発を図るという一手段でありました。 さて、昨年、改正景品表示法が施行され、10月1日から「一般消費者が事業者の表示であることを判別することが困難である表示」 いわゆるステルスマーケテイングが景品表示法違反であるとされております。ペットフードの広告に関してもこれを遵守することが要求されております。 この法律を説明会等により会員への普及啓発を行うとともに、公正競争規約に組み入れていくかは今後の検討課題になっております。

ペットフード公正取引協議会は1974年に創設され本年度に第50期を迎えております。 凡そ半世紀の間、製品の表示や取引の景品類の規制を行い、業界の健全な発展に寄与してきたという大変長い歴史があります。 長い歴史の中で、これから益々業界の健全な発展を全うしていく為には、ペットフード公正取引協議会も時代の変化に対応すべく、 昨今のペットフードの様々な表示に対応した公正な競争ルールを継続的に見直し、消費者の利益に資する表示の実現へと図ってまいります。 最後にペット関連産業の益々の発展と会員者の皆様のご健勝を祈念致しまして、 本年度の挨拶とさせて頂きます。

2024年6月吉日

ペットフード公正取引協議会 会長

小原 俊郎